CoJEデッキ紹介:デッキに潜む二面性【武身 / 四聖獣】
当ブログのサブタイトルがMore.Dさんのブログタイトルとだだ被りしていたことが判明したのでちょびっと変えました。他意、悪意などはありませんのでご了承ください
ちなみについ最近も環境の最前線をレビューしてくださっていて、この泡沫ブログよりも5000000倍初心者が見るべきなのは言うまでもない
一方こちらのオッサンの生え際みたいなブログは今日も元気にデッキ紹介
なんていうかもう、「格」が違うよね。これがやれる男とやれない頭皮下脂肪の違いってワケ
それでは早速参りましょう
・《二面性》
©SEGA
あなたのユニットがフィールドに出た時、あなたのフィールドにユニットが4体以下の場合、
そのコスト以下の同じ種族の進化ユニット以外のユニットを捨札から1体【特殊召喚】する。
はい、おわかりでしょうか
赤色のところが大事です。同じコスト以下の、同じ種族の、ただのユニット
そう、そのとおりこのカード、イラストは土方ですが、
どう見ても四聖獣専用インターセプトとなっております
ついにきた。各方面からの熱い声にむっくが動いた
ver1.3から足掛け10弾。我々は3年待ったのだ
その他にも、《白虎》を増やせと言わんばかりの《聖なる法具》だとか、
完全に黄龍ちゃん専用トリガー《パーフェクトテリトリー》の追加で
今、四聖獣、きてます、夏。
が、ただ手札を引くだけのBP6000を配置しても勝てないのがCoJ
序盤のテンポロスが後々まで響いて、何もできずに負ける数のこと山のごとし
どうにか首尾よく盤をとりながら、四聖獣召喚用のCP確保ができないものか
そんなワケでテンポテロリストどもに登場していただきましたのが、こちらのデッキ
【武身 / 四聖獣】
武身と四聖獣の間にあるスラッシュは、カセットテープのA面 / B面くらいに受け取ってほしいデッキ名
コンセプトは、「各種妨害カードで相手のリソースを削ぎながら」、「盤面ならびに手札のアドを稼ぎ」、「もともとBPの高い四聖獣とアテナで殴り勝ち」、というわかりやすいテンポデッキ
並べるテンポデッキの弱点として、盤面リセットされるとオワり、という宿命があるのだけど、そこを見事に《二面性》が解決してる
ワラワラ並べた武身たちが全滅すれば、そこからはB面、四聖獣がたった7コストで4体まとめて沸いて出る
《リトルウォンド》と《救いの神風》も合わせることで《黄龍》が豪快に活躍するこのデッキ。よければ遊んでみてください
・マリガン基準
先行
《鏡盾・イージス》
後攻
《叢雲・クサナギ》
妥協はない
相手が赤っぽくないなら先手《妖刀・ムラマサ》もいいけれど、それだと次ターンにムラマサが出てくる確率がちょっと低くなるから、できればイージスで
後手に四聖獣を出す動きはもう信じられないくらい弱いので、あまりオススメできません。後手《炎剣・レーヴァテイン》も、BP4000以上ユニットが多いのがおいしくないところ
ただ沈黙を喰らいやすい【青単レベルコントロール】(リトルウォンド構えてる人)には武身が無力なので、軽減四聖獣から入っていいかも
・まわし方
基本的に、序盤は武身の展開を優先しながらテンポを握る。首尾よく《聖槍・ロンギヌス》までつなぐことができれば、武身だけで押し勝つこともあります。このとき《慧眼サジタリウス》の除去でテンポを稼ぎつつ、《二面性》を手札にもってこれると嬉しい
中盤、3ラウンド目からは軽減を使うことで四聖獣+《二面性》の動きも可。相手の盤面やデッキタイプを見て、そのまま後の《黄龍》込みで押し切れそうなら四聖獣も展開して大丈夫。強力な盤面破壊が予想されるなら《二面性》は再展開のために手札にとっておいて、引き続き武身や《軍神・アテナ》で攻めるとよさそう。この辺のバランス調整は慣れ
焼かれたときの再展開のために、《二面性》が青い都合、《青龍》は手元に置いておきたいカード。どうしても青が足りなくなったときは、《叢雲・クサナギ》から《妖刀・ムラマサ》をリクルートすることで(処理順は、クサナギの効果でムラマサ召喚→インターセプト条件参照なので)《二面性》から武身サイドの再展開ができる
終盤は《黄龍》の活躍しどころ。《リトルウォンド》→軽減四聖獣→《救いの神風》→《二面性》→《二面性》→《二面性》→軽減《黄龍》で盤面がひっくり返ります
もちろんそんな贅沢に使う機会は少ないけれど、2,3体の除去なら平気でこなす頼れるユニット。《聖槍・ロンギヌス》のバウンスをはじめとした武身たちの除去が0コストで行われるのも、彼我の数の差が重要な彼女を後押し
四聖獣が《軍神・アテナ》を持ってくるのもお伝えしたい点で、手札でレベル3にした彼女のオーバークロック効果で全員貫通、殴り勝ち、という暴力的な勝ち筋もある
苦手なデッキタイプは初手からガンガン焼いてくる【赤黄】と、沈黙で武身が無力化される【青単】。前者には《軍神・アテナ》の早めの召喚、後者には初手からガンガン四聖獣を出してからの《黄龍》による消滅で対処していきたい
武身と四聖獣だからオーバーライドは控えた方がいいのか、と言うと全然そんなことはなくて、《黄龍》のサーチ手段がないからじゃんじゃんライドしちゃおう。うまくデッキの二週目まで突入できれば宇宙だし、どうせユニットは墓地から蘇るのだ
・構成カード
《慧眼サジタリウス》
システムユニット除去・インターセプトドロー・展開
このデッキの要素が詰まっている頼れる兄貴。3つを3CPでこなすのだからとても強い。条件の青緑も、《叢雲・クサナギ》のターン開始時効果で《妖刀・ムラマサ》を連れて来れば達成可能なのが丸。貧弱なBPはアテナで強化できるし、CIP効果で相打ちになっても武身で場は埋もれがちだから問題なし。《リトルウォンド》と絡めて《黄龍》前のお膳立てにもぴったり。《聖少女ブリギッド》と違って、自身のBPのみでの早撃ち勝負になるのは注意。《炎剣・レーヴァテイン》と合わされば、レベル1でBP8000まで除去できる
《妖刀・ムラマサ》
ただのイケメン
《夜魔女王リリス》、《現世のイザナギ》、《光明神アポロン》、《原初神アトゥム》、《創世竜ティアマト》、などなど、大体黙ります。《炎剣・レーヴァテイン》などでBP調整をすれば沈黙を打つところもある程度コントロール可。《黄龍》の天敵である消滅効果耐性もち大型巨人も、これ1枚で解決。四聖獣展開したいけど青がいねぇ、なときも、その低CPが役に立つ。ただデカイだけになったユニットはすごくデカイだけの四聖獣で軽くのしてあげよう
《叢雲・クサナギ》
ただのアドバンテージ
4CPなので四聖獣と武身を繋ぐ役割を持ったキーパーソン。《妖刀・ムラマサ》と合わせて、彼一体で青緑分になるのが各種の動きの潤滑剤。《鏡盾・イージス》をリクルートしてから、《軍神・アテナ》をイージスに乗せて盤面を強化するのもいい。中盤以降はただの6000なので、割と早く聖槍に変わってほしい人
《鏡盾・イージス》
都合のいい女
先行1T目に置いていい壁、《軍神・アテナ》の土台、《救いの神風》起動要員。焼かれにくい彼女を出しておけば《妖刀・ムラマサ》にも繋ぎやすい。紫ゲージ3本以上やセクメト乱舞の場面に出しておくのも保険になる。とりたてて強みを言えるわけではないけれど、小回りの効く良ユニット。Fのボイスが「この、童貞!」にしか聞こえない。ありがとうございます
《炎剣・レーヴァテイン》
悩みどころ
BP3000で焼ける対象はそこそこにいて、序盤に攻め込むときとか、《黄龍》着地前も、珍獣などを焼き払うのは強い。けれど、今の環境けっこう見る《哀音・ヘイムダル》がぶっ刺さっているのが痛い。基本BP3000低下ではムラマサが折れてしまう。武身なので場に出さない調整もしがたいし、緑がイキイキしているときはお休みした方がいいかもしれない。変更候補は展開を補佐する《英剣・デュランダル》とかだろうか
《聖槍・ロンギヌス》
0コスジャンプー
字面だけでもう強い。《黄龍》を封じる《光翼神・ホルス》もお手軽に除去。《現世のイザナギ》の効果の前にこちらの効果の発動となるので、行動権を消費せずに殴りかかれる。相手のテンポを阻害するのにとても便利で、彼女が沈黙せずに盤面に立っていられるのがこのデッキの強い状況。ゆえに赤とか青には弱め
《軍神・アテナ》
盤面強化要員
彼女がいれば四聖獣たちもBP8000ラインに。つまり《ボルカニックディザスター》での相手盤面だけ一方破壊が狙えるようになる。特に赤、紫に対してアテナが早めに着地できているかどうかは勝負の分かれるところ。元々《護剣・アロンダイト》だったのだけど、アロンダイトが出てくるよりロンギヌスが居座り続ける方が強いので今は四聖獣からサーチできるこちらに。
《二面性》
盤面展開カード
そのまま出せばただの4CP6000の四聖獣を、5CP6000×2だとか6CP6000×3だとかに変える夢の武器。《鏡合わせの祈り》と比べて1CPかかる代わりに、四聖獣確定召喚にくわえて、相手の場にユニットがでないために、増えた頭数をそのまま《黄龍》の砲弾にできる。あんまり見ないものの《リグレットソウル》にだけは気をつけよう
《玄武》
盤面強化要員・不屈付与
四聖獣その1。正直な話、他四聖獣に比べてそこまで重要じゃない。初手クサナギの関係で割と軽減に挿されて墓地から蘇る男。とはいうものの、終盤《慧眼サジタリウス》の除去が必要な場面もあるので、盤面に一人は置いておきたい。対黄色の時は大事に使おう
《朱雀》
盤面強化要員・アタッカー
四聖獣その2。素で着地させるタイミングはあまりないために、手札に溜まっていく男。その攻撃力は貫通・加護付与の《黄龍》がいるときこそ輝くので、狙えるのならレベル3まで狙ってスピードムーブ的に使おう。オーバーライドしまくる都合墓地から蘇る男その2
《白虎》
盤面強化要員・ブロッカー
四聖獣その3。自分のみでも8000、四聖獣が2体並べば10000、3体で12000という頼れる壁。《二面性》の起動にしろ、なるべく《白虎》始動を狙いたいくらいに強い。《黄龍》の軽減にも使うために、いち早く尽きがち。デッキに慣れないうちも残り《白虎》枚数だけは数えておくと何かと役立つと思います
《青龍》
手札補充要員
四聖獣その4。他3人と実装時期が違うだけあって用途が違うカード。《玄武》、《朱雀》、《白虎》、《軍神・アテナ》が盤面を強化している一方、《慧眼サジタリウス》、《叢雲・クサナギ》、《二面性》、《青龍》はこちらのリソースを増やすコンセプト。《青龍》の担当しているのは手札で、CIPとPIGで手札を引く彼が蘇ったりもするものだから、手札が本当に尽きない。軽減しまくりの贅沢な動きをサポートする
ちなみに、四聖獣デッキを使うとき、4CPユニットを四聖獣だけにしていると四聖獣が切れてジリ貧になりがち。色々試した結果、(四聖獣それぞれ×3枚)+(他4CPのユニット2種×3枚)の構成がリソース切れが起こりにくくてオススメ
《黄龍》
必殺技
《妖刀・ムラマサ》、《炎剣レーヴァテイン》、《聖槍ロンギヌス》とともに相手の盤面を削るのが彼女。CIPの消滅効果を防ぐ手段は少なく、ネックだった四聖獣の召喚が《二面性》で補佐されている今、実用レベルの可能性が広がっている気がする。どっしりと相手の攻勢を待つような攻略系の緑や、コントロール型黄色に消滅効果耐性カードがないのもあって、その二色に対してとにかく強い。消滅なので青にも強いはずなのだけど、《冥界神オシリス》からの盤面破壊が刺さるのがややキツイ。CoJ1可愛い
《救いの神風》
自由枠
例えばオシリスレヴィイザナミをケアするなら《びっくりクッキング》《若返りの秘薬》とか《死神のランプ》。《光翼神・ホルス》を見るなら《抑制剤》や《ディストラクションスピア》だし、《天空神機・ゼウス》などの対策には《夢破れし者》。あるいは《武器破壊》、と、好きなカードを入れるところ
僕の場合は、割と《黄龍》頼りな一面があるために、彼女を補佐する《救いの神風》。基本相手より盤面優位に立ちたいデッキなので、《アガスティアの葉》ではなくこちら
(7/22:指摘いただいた箇所を修正しました。《冥界神オシリス》の効果の処理順は、オシリス召喚→効果発動→特殊召喚されたユニットのOC→召喚に反応するインターセプト受付、となるため、OC効果は、《びっくりクッキング》の沈黙では防げません。代わりに《若返りの秘薬》であれば《レヴィアタン》のOCを無効化できます)
・改善点
武身と四聖獣がどちらも黄緑に強く、赤に弱く、武身は沈黙に、四聖獣は立ち上がりの遅さから青に有利ともいえない、という種族なので、相性差が濃く出がち。もう少し丸くするのなら、赤青に強く黄緑に弱いような一団を相方に持ってくるべきかも
細かい点では、《軍神・アテナ》の秩序の盾は頼れるのだけど、レベル3以外の効果が単純で、例えば彼女をレベル3にしやすくするために、進化の土台を《鏡盾・イージス》から《ライオンハートガール》に変えるなど考えられるけれど、それはそれで先行1Tどうすんだ
また、大型に対しては《黄龍》が使えるけれど、小型の横並びには実はあまり強くないので、《黄龍》との逆択として、《軍神・アテナ》ではなくやっぱり《護剣・アロンダイト》を採用するのもいいかもしれない。ただ、そうすると今度は4CPが足りなくなりそうだし、序盤の焼きがますます鬼門に
いっそのこと小型焼きには《破壊少女シヴァ》を採用して、赤青+四聖獣というのもいいかも?
と、考え出すとぼろぼろ改善点は出てきそうだけれど、これまでのデッキ分析で見てきた「3つのコンセプト」は意識して練り込めたように思う
使っていると、基本的には単純で分かりやすいし、要所要所で択はあるし、試合の中で毎回反省点が見つかるし、四聖獣はイケメンだし、《黄龍》の必殺技は可愛く気持ちがいい。つまりけっこういいデッキなのでは、とか分不相応に思っているので、試しに遊んでみてもらえたら幸い
JPとJEそれぞれのデッキを紹介できたところで、環境から目を背けるためのお茶濁し更新はひとまず終わり
More.Dさんのブログも見つつ、目を向けるべき環境もじわじわと定まってきた気配がするので、次回からはまた、環境デッキのギミック分析を再開していきたい所存です
環境の最前線でも戦えるデッキを組むために
頭皮下脂肪ブログの明日はどっちだ
乞うご期待